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DFF中心の女性向け・腐注意ブログ
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そんな猫ネタシリーズ?
タイトルの単語を見付けたもので、つい勢いで

…あー今までのコメディな下ネタ(媚薬ネタ含め)とは毛色?が違うので一応R15くらいでお願いしたいかもしれません いや、別にR12くらいでもいいんですけど
要は自分が恥ずかしいだけです…成人してるのに何を今更って感じではあるんですけどねーなんでだろう








ふ、と互いの唇から小さな吐息が漏れるのを、どこか遠い意識で聞いた。
ここが、そこが、それが、熱いということを知らなかった。知らなかったから驚いたのに、その驚愕は更に知りたいという欲に化けて、どこまでも追い詰めてくる。伝え合って、触れて、細い体をかき抱くようになってから、先へもっと先へと求めれば求めるほどそれは尽きなくて、戸惑うにもそんな余裕すらないのだから、いっそ笑えるほどである。
惑い、止まれればよかったのかもしれない。自分か、彼かのどちらかでも冷静になることが出来たなら、きっと相手を止めることも出来たのかもしれない。なのにふたりとも出来なかった、それがこの結果だ。
腕を回した腰も、首に回る腕も、触れるすべてが熱くて仕方がない。果たしてこちらの方なのか彼の方なのか分からないほど熱いのに、両方が同じように熱を持っていることを知っている。
じ、と見つめる双眸は、潤んでどこまでも蒼い。
初めて、見た。

「…知らなかった」

ぽつりと呟かれた彼の声は吐息に混じり掠れ、甘く、眩暈がする。

「あんたの目、そんな色になるんだな」

からかいを装いながら、その目はいっぱいいっぱいに見上げてくるものだから。熱は増して収まるところを知らない、知らなくていい。
収まるとするなら彼に依ってでしかありえない、だから知るも知らぬも関係ないのだ。どうせなら、このまま高まって溺れてしまえばいい、そうしていられるような世界を望んで、ただ彼だけ見ていられるような世界のために、今の自分は剣を振っている。
叶うと信じて戦っている。それだけの価値がある熱だと、色だと信じている。

こうして埋められていくのなら、ひとつひとつ自分に、彼に、お互いを刻むことができるなら。いつか世界を違える彼に、その額の傷のように、何か残せるのなら。
自分の目も、自分ですら知らない色を浮かべているのだろう。この色は、ほんの少しだけ微笑んだ彼の中に残ることが出来るだろうか。
眩暈を押しこめて熱い頬を撫でれば、泣きそうな視線と絡まった。

もっととは言わない、もう少しも、ずっとも、言えない。ここにいる自分たちに出来ることは、生まれてしまったものを言葉ごと大事にかいなへ抱くことだけ。

ちろ、と子猫のように舐め上げてくる舌を捕らえれば細まる瞼。
その隙間から覗く、熱から生まれたばかりの青色を、今はただ渇望している。









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ブルーグレーの瞳だとか これだ!と思ったはいいけどなんでこんな話になったんだろう…

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