DFF中心の女性向け・腐注意ブログ
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宣言通りってめずらしい>今日中に更新 というわけでいつものばかっぷる1*8
一応以前の媚薬ネタを引き継いでますが、読まなくても問題ないと思われ
絵もちまちま描いてるんですが、それがなぜか8のラグナロクだったりする いやだってラグナロクかっこいいよラグナロク
でも唐突に1*8絵も描きたくなったのでいつ完成するかわからん…というかラグナロク、攻略本の画像ちっさくてよう見えん
一応以前の媚薬ネタを引き継いでますが、読まなくても問題ないと思われ
絵もちまちま描いてるんですが、それがなぜか8のラグナロクだったりする いやだってラグナロクかっこいいよラグナロク
でも唐突に1*8絵も描きたくなったのでいつ完成するかわからん…というかラグナロク、攻略本の画像ちっさくてよう見えん
夕食を済ませた後の自由時間は、今秩序の戦士たちが滞在している聖域が基本的には敵襲の恐れがない場所であるため、野営の時に比べれば幾分リラックスできる時間でもある。
そんな中、聖域だろうと野営だろうとそのテンションを変えないバッツとジタンが、珍しくどこか神妙な様子で静かにスコールへと話しかけた。
「なぁスコール」
「リーダーの部屋に行かねぇの?」
「…は?」
先程まで話していたセシルと別れたところでの唐突な問いに、スコールは訝しげに眉を顰める。二人の表情といい、声量を抑えていることといい、何か重大な事件でも起こったのかと疑いそうなものだが、それにしては問いの内容が噛み合っていない気がする。
なぜ、と言外に問うスコールの前で、バッツとジタンは神妙な顔を崩さないまま口を開いた。
「いや飯の後さ、ウォル、さっさと部屋に引っ込んじゃっただろ?」
「スコールは気にならねぇの? 気になるだろ?」
「それは…」
確かに、夕食の後の勇者は、どこか様子がおかしかったような気もする。とはいえ、ただの思いこみでも済ませそうなほどの勘だけで、勇者の部屋まで押し掛けられるほどの積極性は、生憎とスコールは持ち合わせていなかった。その時に得ていた不安が、もはや確認にも近いジタンの問いに違和感を覚えるより先に、バッツの言葉によって呼び起こされる。この二人もそう思ったということは、思い違いではなかったのかもしれない。
本人の意思とは無関係に、不安と心配をその顔に浮かべながらも、行動するべきか迷うそぶりを見せるスコールに、二人は焦れたように告げてくる。
「きっと部屋でスコールのこと待ってるぞ!」
「そうそう、早く行って来いって!」
「…そう、だな……ん?」
急かすように二人に背を叩かれながら、スコールは言われた通り部屋へ向かおうとして―――足を止めた。
勇者への心配で頭がいっぱいで、二人の言葉と態度のおかしさに気付けない、はずはなく。一度は頷いてみせながら、次には猜疑心も露わに見遣れば、二人は神妙そうな顔のまま首を傾げてみせる。
「どうしたんだよ、行かないのか?」
「…その前にあんたたちに聞くことがある」
「それよりリーダーんとこに早く行った方がいいと思うけどなぁ」
「うるさい。あいつが“俺”を待っていると断言する理由は何だ? 大体、本当にあいつにおかしなことがあったら、あんたたちも部屋に押し掛けるだろ。…何か、あいつに仕掛けたのか?」
最後には睨みながらの問いに、バッツとジタンは顔を見合わせた、と思えば。それまでの表情は一転、にやりと何事か企むような笑みを浮かべてみせたことに、スコールは更に眉根を寄せた。無駄な不安と心配をさせられたのは腹立たしいが、それらの程度は勘違いで良かったで済ませられる程には軽いもので、そのせいで怒るに怒れないから性質が悪い。もとより、二人がおせっかいな上での悪戯好きとはいっても、分別を持っていることを分かっているおかげで、スコールは無闇に慌てずにいられるのだが。
しかし、仕掛けた内容によってはヒールクラッシュも辞さない、とスコールが密かに覚悟を決めている前で、バッツとジタンは勇者の部屋を見、そしてスコールの顔を見て、性質の悪い笑みを一層深めた。
「ウォルの飯にな、ちょーっと」
「コーフンするあれやこれやなアレを」
「…は!?」
「おっ、スコール、ちゃんと意味分かるんだな…ぎゃっっ!」
前言撤回、ふざけんな。
けらけらと笑うバッツにヒールクラッシュを問答無用で二度叩きつけ、頭が床にめり込むのを見届けることもないまま、スコールは駆け出した。残されたジタンといえば、成功したと笑えばいいのか、間髪入れず入ったヒールクラッシュに驚けばいいのか、バッツを心配すればいいのか分からず、妙な形に目許と口元を歪めながら、スコールの背中を見送っていた。
「―――ウォル!」
どたどたと足音も荒く走っていたのを、幸か不幸か他の仲間たちに見咎められることもなく、スコールは勇者の部屋のドアを開けた。二人が仕掛けたと言っていたそれは、自分が以前シャントットに仕掛けられたもので、色んな意味で散々な目に遭った記憶…はほとんど無かったが、後から勇者にその時のことを聞かされて、酷く恥ずかしい思いをしたものだった。もちろんスコールに勇者をどうこうしようという気はまったく無かったが、もし勇者が苦しむようなことがあるならば何をしてでも助けたいと思うのは、スコールにとっては当然の心理である。ただし、“何”に当たるのがこの場合はどういうことなのか、そこまで頭が回らない程には、すっかり慌ててしまっていた。
だから、突然現れたスコールを呆気に取られたように見てくる勇者の様子が、あまりにもいつも通りすぎて、スコールは思わず絶句しながら勇者を凝視し返してしまって。
「どうした、スコール」
「…あ、いや…」
暑い熱いと喘ぐ様子もなければ、シーツにうずくまっているわけでもなく、勇者曰くの、誘うような目や理性が崩されそうな表情をしているわけでもない。そもそも、勇者の言っていた目や表情がどんなものだったのか、スコールには分かるはずもなかったが、どちらにせよ、部屋で装備の補修をしている勇者はいつも通りの無表情には違いなかった。
軽く首を傾げながらの勇者の問いに、スコールはどう言ったものか迷いつつ、隣にしゃがみ込んでは白い額に手のひらを当てる。しかし、慌てて走ってきたせいで自分の体温の方が上がってしまっていて、勇者の体温がいつもより高いのか低いのか、よく分からなかった。ただ、明らかに体調を崩されたということはないようで、ほっと安堵すると同時に、あの二人の嘘に踊らされたのだと気付いて、スコールは苦い顔をして顔を覆った。
「スコール?」
「…何でもない。ただ、バッツとジタンがあんたに何か仕掛けたっていうから…気になっただけだ」
「私に?」
不思議そうにぱちりとひとつ瞬いた勇者に、片手で顔を覆ったまま気まずげに頷く。ふむ、と思い当たるようなことがあるかと思考を巡らしていたらしい勇者が、不意に「…そういえば」と呟いたことで、スコールは思わず顔を上げた。
「先程から、少々眠くてな」
「……眠い?」
「だから、確認を終えたら仮眠を取ろうと思っていた」
勇者の言葉を耳に入れて、ようやく事の顛末が見えてきた。“コーフンするあれやこれやなアレ”は嘘であったが、二人が勇者に何かを仕掛けたのは本当であって、その何かは軽い睡眠薬だったのだ。とはいっても二人がそんな悪戯をした理由や、そしてスコールを炊きつけた訳までは分からない。というより、あまり知りたくない。
溜め息を吐きながら脱力して座りこんだスコールを、何も知らないままの勇者はしばらく眺めていたが、ふと頬を綻ばせて暗褐色の髪へ手を伸ばした。
「なんだよ。…なに、嬉しそうな顔してるんだ」
最初は髪を撫でられたことに、その次は表情に。疑問の声を上げて顔を顰めつつ、それでもスコールに手を振り払う様子がないのに、勇者は目を細めた。
「私の心配をしてくれたのだろう? 嬉しくない訳があるまい」
「な…べ、別に、そんなつもりじゃ…」
「…違うのか」
珍しく弾んだ声から一転、沈んだ声音に、はっとしたスコールはふるふると首を振り、否定はただの照れ隠しだったのだと言外に伝えようとする。
否定が見せかけだったことなど、当然のように見抜いていた勇者は軽く口端を上げると、髪を撫でていた手でスコールを抱き寄せてやった。ほっとしたように息をつきながら、肩口に小さな頭を寄せてくるのに、つい笑みを深めてしまう。可愛い子だ、と口にすれば怒らせてしまいそうなことは、どうにか内心で呟くのみに留めつつ、丸くなった背を撫でる。
しばらくそのまま寄り添っていたが、不意に勇者がスコールを離したと思うと、スコールが飛びこんでくるまで補修をしていた装備を手早く片付け始めた。もう確認は終わっていたのだろうか、とスコールが不思議に思う先で、すっかり装備を片付け終えてしまった勇者は立ち上がった。と思えば、すぐにかがんでスコールを抱き上げた。
「うわっ、ウォル!?」
唐突のことに慌てて首に抱きつこうにも、その前にスコールの体はベッドへと落とされてしまう。何が起こったのか把握する間もなく、隣に入り込んできた勇者にこれまた素早く抱き締められてしまい、スコールは瞠目することしかできなかった。
「すまない、眠くなってしまった」
「…あ?」
スコールの頭を胸に抱き寄せながら、もう瞼を閉じてしまっている勇者の顔を、スコールは呆気に取られたように見上げた。それきり何も言わなくなってしまった勇者に、まさか眠ってしまったのかと疑って、思わず白い頬をぺちぺちと叩けば、鼻梁を髪に埋めてくる。それが、まだ完全に寝入ってはいないのか、それとも眠った上での行動かは分からないが、このまま勇者がスコールを抱き枕にしようとしているのは確かだろう。
眠いなら眠そうな顔をしてくれれば、まだ身構え様もあったというのに。妙な理不尽さを訴えようにも、近すぎるせいで表情はよく見えないが、吐息が安らか過ぎるせいで言葉を発するのが憚られてしまう。抱き締める腕の力はさほど強くないが、抜け出そうという気も起きそうにない。強引すぎる行動を文句付ける気も、すっかり奪われてしまった。
勇者本人はもともと仮眠を取ると言っていた。なら、長々と眠る気はないのだろうし、と結局スコールは勇者の好きなようにさせることにして、腕の中で力を抜いた。
「…あんまり寝こけてたら、叩き起こすからな」
頬を叩いた手で水の色の髪をかき上げ、そっと囁いたスコールが小さく微笑っていたのは、本人ですら知らぬことだった。
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5と9が悪戯した理由…18が二人で休んだらいいんじゃね?でもいいし、単にやってみたかっただけでもいいし…特に考えてなかったりする
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