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DFF中心の女性向け・腐注意ブログ
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夫婦って言われるとガーウォが出てくる…ウォルスコは恋人しいから
でも新婚夫婦って位置づけもいいと思うの
順当にいけばセシルローザ夫妻なんだろうが…FF4やったことないからなぁ
FF4といえばDS版FF4が難しいって話をところどころで聞くけどそんなむずいのか GBAFF5と一緒に探してみようかな

夫婦といえばクラレオも夫婦っぽいといいなと思う
夫(クラ)に厳しく子供(空)に甘いといいと思う
とか思ってたら即興のSSSが出来たので追記 クラ視点のクラ→レオ←空注意









「ただいまレオン」
「…また唐突だなあんたは」

『ここ』を自分の家だと思っている、というよりは、『この男のいる場所』が家だと認識しているのだと思う。そんなことをぼんやり考えながら当たり前のように挨拶をすれば、レオンは暗褐色の髪を揺らめかせて呆れたような溜め息を吐いた。
そんなものを今更気にする俺ではないが、向けられる視線に険がないというそれだけで安堵してしまうのも俺だった。

「茶くれ。砂糖入ってないやつ」
「そっちの簡易冷蔵庫」

大きい方の冷蔵庫に在中している少々悪趣味(とても口には出せないが)な茶ではないことを付け足せば、ぶっきらぼうにも思える仕草で小型なそれが指される。取ってくれる様子はない。

「飯は」
「自分で作れよ」
「俺が?ほとんど作れないのに?」

作れないこともないが、いかんせん料理に興味はない。レシピが読めない訳でもないが、そんなものをお供に食材と格闘する気など毛頭ない。
あんたがお供してくれるならいいけどね。ついでにそう言おうとして、溜め息に遮られた。

「…はぁ、昨日の残りだが文句言うなよ」
「分かって…」

まるでどこぞの主夫のようだ、そうさせているのは俺だが。それでも続けられた了承の言葉に、分かってると返そうとして、またもや遮られた。
ばたん、と扉が大きく開いて閉じた音。この家の住人は揃っているから、こんな無粋なことを仕出かしてくれたのは外部の者。身構えるよりも先に飛び込んできた、光の気配。

「やっほーレオン!」

開口一番、レオンの細腰に巻き付いた少年の腕。あ、お前、それは俺のものなのに。
とは言いつつも、俺がやればガンブレードの一撃を貰ってしまうので我慢しているのが現状だ。そしてレオンといえば、以前俺がやらかした時とは大違いで、きょとんとしたように瞬いてから小さく笑いやがる。可愛いわこんにゃろう。

「ソラ、来てたのか」
「うん。レオンのご飯食べたくて!」
「俺の? 変なやつだな」

世界を越えてでもレオンの飯が食べたいというのは分かる。レオン、こう見えてかなり料理上手いからな。
だからって、理由に同意出来るからって、邪魔されるのを歓迎出来るはずもない。けど、この二人の邪魔はもっと出来ない。
なぜか?単純に強いんだよこいつ。下手に怒らせると鍵の形の剣でボコられる。どういうことなの。

「じゃあ、何か作ってやるよ。クラウドはついででいいな」
「え」
「よっしゃ!」

ついでって、ついでって、つまりは後回しということでしょうか。いや、そもそも俺には残りものだと言いながら、そいつにはしっかりしたもの作ってやる気満々じゃないか。残りものが駄目だとは言わないし思ってもいないが、この扱いの差には言及せざるを得まい。
ここの住人ではない以上、少年を客人相応にもてなすという考えもあるが、それにしてはレオンは少年に相当甘くもあった。それこそ対人用と言えるものでも滅多にお目にかかれない微笑みを見られるのも、少年が前にいる時くらいなのだから。

「何がいいんだ?」
「えっと…この前食べたやつがいいな。あれ、すっげー美味しかったしさ!」

というか、希望聞いてるし。冷蔵庫を開けて作れるかどうかまで考えてるし。

「それだと食材が足らないな…今から買いに行ってもいいが遅くなってしまうな」
「それでもいい!それで俺も一緒に行くっ」

しゅぴ、と手を挙げて同行を申し出た少年に、レオンはそうかと頷く。ちょっと待て、俺の飯はどうなるんだ。
さっそくと用意を始めて出て行ってしまいそうなのを引きとめようとして、ふと思い至ったように振り返ったのに、ほっと息を吐こうとして。

「俺も腹減って…」
「ところであの二人は?」

そっちかよ。そしてそいつらは『人』じゃなくて『匹』だと思う。

「アイス食べてるよ。あれ、最初は結構ヒドかったけど最近すっげー美味しいんだよな」
「そうか、なら帰りに買っていこう」
「ホント!?やったぁレオン大好き!」

果たしてどういう意味での『大好き』なのか、考えたくもない。16にもなる少年が幼子と同じ意味でその感情を口にしているとは思えないのに、それをレオンは分かっているのかどうなのか。はじめは困惑していた告白紛いの言葉にも、今はすっかり慣れてしまったか絆されてしまったか、ちょっと嬉しそうに笑ってしまう始末なのだ。
俺もあれくらいの歳だったら、同じこと言っても絆されてくれただろうか。そう思うも時は逆流せず、俺の歳は相変わらず22。
ぱたん、と閉まった扉の音と、腹の虫がか細く鳴く音が、やけに虚しく響いた気がした。

「……」
「ありゃ、まーたクラウド撃沈してら」
「あの子には、まだまだ敵わなそうだね」
「ああ見えて子供好きだからなぁ、スコール。片や慕ってくれる子供、片や放蕩野郎じゃ勝負にならないね」
「うっ」









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二人ってのはもちろん某アヒルと犬のことです
誰が誰だか分かる…よね?



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