デュエルコロシアムでウォルとスコールのカードが並ぶだけで萌えるんですがどうすればいいですか
あとジャッジは断然カオス派　なんかコスモスジャッジは助かったと思うより邪魔だと思う時のがずっと多い…

追記は現パロSSSです
・会社員と高校生
・呼び名はライト
・ナチュラルに同棲
おｋ？

パロる時は呼び名をウォルじゃなくてライトにしようかなぁとか
それにしても現パロって何かこっぱずかしいですね…何でだろう　今までのジャンルで全くやらなかったからかな

「…ただいま」
「！おかえり…ん？」

ぱたぱた、と玄関まで迎えにきたスコールが、ふと首を傾げる。朝に見た姿と何かが違う、と思い差異を探してみれば、彼の表情がどこか曇ったものに見えることと、そしてネクタイがなくなっていたことに気付いた。
夏に差し掛かろうという季節、クールビズの動きも活発である昨今は、ネクタイを外している会社員も多いが、ライトの属する部署では、勤務中にネクタイを外すことを未だ許していないらしい。というわけで、朝もしっかり着けて（というかスコールが結んで）いったはずなのだが。

「ライト、ネクタイは？」
「ああ…」

そう尋ねれば、ライトは表情を曇らせたまま、鞄の中からネクタイを取り出した。単に暑かったから、というにはその表情は何だろうかと疑問に思うスコールの前で、ネクタイのある箇所が指し示される。
よくよく見れば、布が小さく裂けていた。

「これ…」
「電車の中で引っかかってしまったようでな…すまなかった」

思わず眉を顰めてしまったスコールに、ライトの謝罪が降ってくる。
何がいいのか全く分からないというライトの為に、スコールが自ら選んだ濃蒼のそれ。無頓着であるくせに何でも似合ってしまうのがライトという男であるが、それでも惚れた手前、スコールなりにかなり考え抜いて選び抜いた代物であったものだから、ライトも一番のお気に入りとしていたのだ。だからこそ、そんなネクタイを駄目にしてしまったことが、スコール以上にライト自身がショックだったようだ。

「でも、電車内だろ？相変わらず、すごい混んでたんだろ？なら、あんたの所為じゃない」

原因が何であったにしろ、彼が落ち込む姿など見たくない。その一心で、スコールはいつも以上に言葉を続けようとする。

「それに代わりのネクタイもあるだろ？それで、次の休みになったら新しいの買えばいい」
「…それは、君が選んでくれるのか？」
「じゃなきゃ誰が選ぶんだよ」

当たり前のようにそう返したところで、自分の発言に気付いたスコールが少しだけ頬を染めた。確かにその気ではあったが、また考えに考えて彼に似合うものを選ぶつもりではあったが！それをさも当然のように考えていた自分が、少々気恥ずかしかったのだ。
それでも、ようやく表情を和らげてくれたライトの様子に、勢いに任せると碌なことがない、だなんて後悔が一気に薄れたのが分かった。それはそれで、また妙な恥ずかしさを得てしまったスコールではあるが。
ライトはふと目を細めると、暗褐色の髪へそっと指を滑らせた。

「君は、優しい子だな」

ライトにとって嬉しいことしか言っていないというのに、そのスコールはといえばまるで失言でもしてしまったかのように赤い顔で俯いてしまうものだから。それが余計に微笑ましく、そして可愛らしいとライトに思わせていることに、果たしてスコールは気付いているのやら。

「ありがとう」

やっと微笑みを形にしたライトに、スコールも落ちついたらしい。とはいえ、先程までの饒舌っぷりはどこへ行ったのか、ライトの言葉にこくりと頷くだけで返して、更に鞄とネクタイを受け取った、というよりは奪い取ったあたり、感謝とおそらく微笑みが照れくさかったようだ。
くるりと背を向けてしまう前に、隙をついたライトがスコールの額に口付けたことで、照れくささは羞恥となってしまったが。





おまけ

「次の日曜は普通に休みか？」
「いや、午前のみ仕事がある」
「じゃあ探しにいくのは次の週にした方がいいか」
「…君がよければ、午後にしたいのだが」
「え？別に俺はいいけど…仕事がない日の方が」
「実は、ネクタイを破いてしまったのは朝の電車でな。だから今日はネクタイを着けずにいる他なかったのだが…」
「上司に怒られた？」
「いや、説明したから大丈夫だった」
「じゃあ何が問題だったんだ」
「…会社の女性たちが、なぜかネクタイをプレゼントすると言って聞かなかったのだ」
「………」
「何度も断ったのだが、どうにも聞いてくれる様子もなくてな。だから、出来るだけ早い方が良かった」
「……ライト、明日は定時で上がれるか」
「スコール？」
「あんたが帰ってきたら…いや、やっぱり俺がそっち行く。学校終わったら会社前まで行くから、そのままネクタイ買いに行くぞ」
「…分かった、やってみよう」
「そうしてくれ（むすっ）」
「ああ（可愛いな）」









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落ち込んだウォル…じゃなくてライトさんといっしょけんめ励まそうとするスコール
おまけの方を本編？にするつもりだったけど収まらなかったので止めた
スコールのネクタイがあればもし会社の子にもらっちゃっても着けずに済むって思考
ライトさんは会社でモテモテ(死語)なのでスコールさんも気になるのです　まぁこのライトさんスコールしか眼中にないんだけどねd(´Д｀)b