DFF中心の女性向け・腐注意ブログ
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微積分なんて嫌いだ!
というわけで早速更新停滞宣言無視
8+9半会話文の続きースコフリっぽいけどそんなことはないですもちろん
というわけで早速更新停滞宣言無視
8+9半会話文の続きースコフリっぽいけどそんなことはないですもちろん
(積極的…か…)
なにをどうしたら、積極的になれるのだろう。
結局、ジタンは『攻め』がなにかを教えてはくれなかったが、きっと、上手く言葉で言い表せるものではないのだろう。それを無理に説明を求めても仕方がない。それに、どうすればいいかのヒントはくれたのだし。
(あいつの慌てるところ…というか、俺がセッキョクテキになれば慌てる、のか?あいつ…)
そう、なのかもしれないが。
ふと、視界の端にフリオニールが入る。先程『攻め』とは何かを聞けば、顔を赤くして逃げて行った男。
しばし考えて、そちらへ寄ってみる。
「あ、スコール」
何事にも動じそうにない、あいつを慌てさせるのなら。
こいつくらい慌てさせられないのでは、到底無理な話なのではないか、と思い立った。
「…あだっ!?」
ごちんっと痛そうな音が響く。
ああ、もしかしたらタンコブが出来たかもしれないな、と少しだけ申し訳なく思いつつ。
ぱちぱちと瞬いたフリオニールは、一瞬動きを止めて、そして見事に顔を真っ赤にした。
「すすすす、スコール!?」
「なんだ」
うるさいな、と眉根を寄せて、フリオニールの腹の上に乗ったまま睨みつければ、琥珀色の視線が彷徨った。
「な、何を…」
「…『攻め』てみた」
「……へ?」
「だから、『攻め』てみた。なぁ、あんたは慌てたか?」
「……」
ぽかん、としてみせたと思うと、フリオニールは大きく溜め息を吐いた。
安心したようにも見えるが、視線が合わないのがなんだかおかしい。
「…心臓に悪いよ」
「そうか」
とりあえずフリオニールには成功した、ということだ。果たしてあいつにも効くかどうかは分からないが、まったく効果が無いということもないだろう。
腹の上から降りれば、フリオニールは起き上がって頭をさすった。やはり痛かっただろうし、腹の上に乗られては息苦しくもあっただろう。すまない、と謝れば、苦笑が返ってきた。
「一応聞くけど…他のやつに試したりはしないよな?」
「まぁ…」
ならいいけど、とあからさまに安堵されて、少々むっとする。
自分だってそう誰かれ構わず押し倒したいとは思わない。押し倒したところでなんとも思わないし、思われても困るし。
クラウドあたりが慌ててくれるなら成功しそうではあるが、それでもしもあいつに見られるようなことがあったら、嫌だ。
フリオニールならいいのか、ということは別にして。なんとなく許されてしまうという安心感なのか、あいつもフリオニールなら大丈夫だと思ってしまうからなのか、よく分からないが。
「きっと、成功するさ」
「え?」
「スコールは気付いてないかもしれないけど…結構あの人も…」
そこでぷつりと言葉を途切れさせ、再び顔を赤くしたのに、眉根が寄る。
「なんだよ」
「んー、まぁ、頑張れ!」
「はぁ?」
「大丈夫、大丈夫」
「……フリ…」
「あ、俺今日当番だった。もう作り始めなきゃな、それじゃスコール」
「ール……」
なんなんだ、一体。
取り残された感のまま、赤い顔のフリオニールを見送ってみても、言いかけた言葉の続きは分からない。
「…まぁ、いいか」
いつのまにかシャントットに言われたということはどうでもよくなっていて、あいつを慌てさせることに腐心していることには気付いているが。
あいつの、いつもと違う表情を見せてもらえるなら、それでもいい。
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8/2なのでフリオニール
スコフリってなんですか!
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