ぬこっぽいスコールにウォルさんがぶつぶつ　…なんだかむっつりだ

「眠っているときは、ずいぶん穏やかなのだが」

「普段からそうであればいいものを」

「…―――」

「…あまり言うと怒られるか」

「自分を棚に上げるな、と言われたな」

「私に言わせれば、君も…」

「…いや、お互いさまなのだろうな」

「そういえば、獅子も猫の仲間だと以前クラウドが言っていたが」

「そうしていると、確かに猫にしか見えないな」

くつり、と微笑って。

ふに、と触れて。

ぺろ、と。


…舐められた。


「………」





「…ん？なんだよ、今日は見張りじゃな……おい、あんた、なんで圧し掛かって…ちょ、ウォル…っ！？」

すまない、と降らせた形だけの謝罪は、スコールの耳には入らなかった。









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唇触ったら舐められたのでぷっちんしました、と後ほど勇者がスコールに証言しましたとさ