ぬこっぽいスコールシリーズ猫パンチ編
思いっきり事後です、すいません　そして会話文

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あ　これ『ぬこいスコール』の続きになるんじゃね？あれのオチが事前だったし！

「ううう」
「どうした」
「どうした、だと？」

ぎっ、とシーツの中から睨んでくる双眸

「力、入らないし」
「そうだろうな」
「色々、痛いし」
「すまない」
「腹立つ」

ぺちぺちっと胸を叩いてくる
一応拳は握っているので、本人はパンチのつもりなのだろうが

「くそ、体力ありすぎだろ」
「大人だからな」

ぺちっぺちっ

「…何をしているんだ？」
「殴ってるんだ」
「全く痛くないんだが」
「痛がれ、バカ」
「…私は背中の方が痛いな」
「俺はもっとずっと痛かった」
「なら、次は痛くないように努力しよう」

そこでようやく、べちっと少々強めのパンチ
俯いた顔は耳まで真っ赤で

「…次も痛かったら、また殴ってやる」
「それは、困るな」
「笑うな、ばか」
「すまない」

次を許してくれる君が、愛しいよ
心の声が聞こえたように、胸が再び殴られた









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ぬこぱんち＝甘えたパンチってことで