DFF中心の女性向け・腐注意ブログ
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だってうちのスコール総受けだし…
フリオ相手は頑張ったけどウォルさん相手じゃ無理デシターな半会話文続き
フリオ相手は頑張ったけどウォルさん相手じゃ無理デシターな半会話文続き
どんっ
どさっ
「……」
「…スコール?」
名前を呼ばれて、一瞬気が緩んだところで。思い切り押されたと思えば、背中にはシーツ。
この、状況は。
「何をしている?」
「見ての通りだ」
見ての通りなら、今自分はスコールに押し倒されているのだろう。
ただ、訊きたいのはその理由の方で。
「…なぜ私は君に押し倒されている?」
「…『攻め』てるんだ」
なんだそれは。
私はイミテーションでもカオスの者でもない…とは、また違う意味なのだろうか。
「その…」
じっと問うように見つめれば、困った表情でうろうろと視線を彷徨わせるのを見るに、スコール本人もあまり分かっていないようだ。
頬を仄かに紅潮させて、胸に着いた手が僅かに震えているあたり、緊張しているのだろう。
何事か言い淀んだきり、言葉が止まってしまったので、とりあえず続きを待つことにする。
「お、俺だって、あんたにやられてばかりじゃないんだ!」
「…何を?」
「何って…!だから、その…っ」
尋ね返したのがいけなかったのか、再び困った顔で見下ろしてくるスコール。
いや、そんな縋るような目つきをされても、こちらも困るのだが。
つい“可愛い”と言ってしまいそうになるのを抑えておく。
「たぶん…こういう、こと…だ?」
たぶんとはなんだ。なぜ疑問なのだろうか。
こちらが混乱している先で、スコールは自分の言葉にはっとしたように目を見張ると、困ったような表情を引っ込めて睨みつけてきた。
…おそらく睨むつもりはないのだろうが、睨んでいるようにしか見えない。ぐっと顔を近付けられて、少し首をそらす。
「悔しいんだ、俺ばっかり!あんたも少しは俺の気持ちを思い知ればいいんだ!」
「君の気持ち…?」
反芻した途端、噛みつくように口付けられて驚いた。
呆気にとられた先で、すぐに離れたスコールは、ぷいとそっぽを向いてしまう。
その顔が耳まで赤いのを見て、思わず口元を抑えた。
そういうこと、か。ああ、頬が熱い。
視線を戻したスコールは、どこか満足げな表情を浮かべた。
勝ち誇ったような、そんな色を浮かべているのに、未だ耳まで赤いままなものだから。それに密かに安堵しながら、腕を掴み引き寄せて、抱き締めた。
「あ、ウォル!あ、あんた分かってないだろ!」
「いや、分かったとも。ただ、やはり君は可愛いな」
「やはりって、なんだよそれ!」
五月蠅くなった口を己の口で以て塞いでやりながら、内心苦笑した。
その立場が不満だったのか、もしくは気まぐれだったのかは分からないが、どちらにせよ赤くなってうろたえているようでは変わらないだろう。
それが少し申し訳ないようで、妙に嬉しくもあったのだった。
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慌てなかった…けど赤面はしたよ!
でもその理由が可愛さに悶えたから、だから成功か失敗かと言えば確実に失敗ですね
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