DFF中心の女性向け・腐注意ブログ
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SSSというか半会話文
対12567910でスコ総受けちっくに
あと女装ネタなので苦手な方逃げてー
ついでに皇アルと雲魔女とアルスコ要素もほんっの少しだけどありますご了承ください
あ ウォルさん優遇されてるように見えるけどオチじゃないですのであしからず
女装自体は『1+8で女装』の絵が元ネタです
「―――こんなものを拾ったんだが」
ばさりとスコールが広げたのは、純白のドレス。
アルティミシアとの何度目かになる因縁の対決の際、結果的にはこれまでと同様に引き分けになりながら、違っていたのは彼女が不思議な、もっと言えば理解できないものを持っていたこと。
「お?お?これ、ウェディングドレスじゃんか!」
物珍しそうなバッツだが、それでもウェディングドレスと認識した以上、なんとなく触れることは憚られたらしい。
代わりに、同じようなジタンやティーダと一緒になって、ドレスを無遠慮に眺める。
「なんでアルティミシアがそんなもの持ってたんだろうな?」
「趣味とか?」
「それはクラウドだろー」
「そうか、ティーダは絶望を贈られたいのか」
「ちょ、それセフィロスのセリ…ぎゃあぁぁっっ」
ティーダがシメられているのは見ないフリということで。
皇帝と暗闇の雲に着ろと迫られ、アポカリプスをかましながらちゃっかりドレスだけ頂いたアルティミシアの意図が、ただスコールに着せたかったからであったのは、秩序勢には知りようのない事実であるが、それはさておき。
女の子らしく憧れのような眼差しでドレスを見つめるティナ、そしてどこか頬を染めながらティナとドレスを交互に見つめているオニオンを微笑ましく思いながら、セシルが視線を集めるドレスを見やって口を開いた。
「それで、そのドレスはどうするんだい?」
「そりゃ当然着るべきだろ!スコールが!」
「はっ!?」
声を上げたバッツに、うんうんと頷くオニオンとセシルを除いた面々。
「なんで、俺が」
「だってスコールが拾ったんだろ?」
「素材とかもライズしたもん勝ちじゃんか」
確かにそうだけどそれとこれとは別じゃないのか、とスコールがジタンとバッツを睨み付けるが相変わらず効果はない。
「スコールがそれ着たら、すごく似合うと思うの」
そんなことをうっとりとしながら言うティナは、相変わらずどこかずれている。
というかさっきの憧れの視線は自分が着た姿を想像してじゃないのか、オニオンが泣くぞ、などと脳内でツッコミつつ。ドレスから移された皆の妙に熱い視線に、スコールは後退りそうになる。
「しかし、その服は防具として機能するのか?」
着ないことへの口実になりそうな生真面目なリーダーの疑問も、
「…素の能力も中々だが、付加効果が『祝福の防御壁』によるEXフォース吸収量+50%、激突BRV・HPダメージカット+50%、魔法ダメージカット+30%、そしてリジェネ回復量+100%らしい」
「なにその高性能」
クラウドの分析による、オニオンが思わずツッコミを入れる程の性能ではウォルも「ならば問題ない」と頷いてしまう。
「なーなー着てくれよスコール!」
「ほら、ヴェールもあるし!」
「絶対似合うって!かわいいって!」
「綺麗だしな」
「タダだし!!」
「その防御力は利用すべきだ」
「私、ドレス着たところ見てみたいの」
「スコールが着てくれたらティナが喜ぶんだ!」
怒涛の迫りっぷりにスコールが言葉を失っていると、くい、と白い手に腕を引かれた。苦笑したセシルだ。
「手伝うよ」
「…あんたは助けてくれると思ったのに」
「ごめんね…でも、僕には止められないかな」
本心から詫びていることも、そしてセシルひとりの制止が聞き届けられる状況でないのも分かっているので。これ以上セシルを責めることも出来ず、沢山の期待の眼差しを背に受けながら、ドレスを手にしたスコールとセシルは深い溜め息を吐きつつ部屋へと入っていった。
ややあって。
色々諦めた表情で現れたスコールに、面々はぽかんと口を開けて固まった。
細くも引き締まった体の線を強調するような薄布の、普段の黒い装束とは正反対の純白は、神秘的なものにすら感ぜられ、諦めたとはいっても羞恥を隠しきれていない表情は艶すら浮かべている。
シースルー仕様の裾からは太ももがうすらと透けていて、下品でない色っぽさがある。
やがて石化が解けると、徐々にどよめきが上がり始めた。
「おれ、ウェディングドレス甘く見てたわ…」
「あれは男あれはスコールあれはおと…もうスコールなら…なに言ってんだオレ!」
バッツとジタンは明らかに動揺し、フリオニールは鼻を抑え、ティーダとティナとオニオンはきらきらした目で見つめ、クラウドは何故かうんうん頷き、ウォルは相変わらず無言。セシルは…やはり苦笑。
「あとは…ブーケを持てば完璧だな」
「!?完璧にする必要なんて無「のばら!のばらいっぱい摘んでくるっスよ!」
「ふはっ!?そ、そうだな!!」
「「ちょっと待てぇぇ!!」」
何故かバッツがティーダを、そしてジタンがフリオニールを殴り飛ばす。
驚きで目を白黒させるティーダの眼前に、ジタンが指を突き付けた。
「あのなぁ、のばらのブーケなんて持たせたらスコールがフリオニールに嫁入りしたみたいだろ!」
「!!」
「よっ嫁入り!?スコールが、俺の、おおおお嫁さん!?」
「いいや、おれの嫁だ!」
「バッツずりぃ!オレだってスコールを嫁にしたいし!」
「お前らに渡すくらいならオレが嫁にするぜ!」
ぎゃいぎゃいと言い合い始めた傍ら、スコールはもはや理解を放棄したのか遠い目をしている。ティナは参戦するタイミングが掴めないのかまごついていて、結果オニオンやセシルと共に言い合いを眺めていた。
「なにを言う、俺の嫁に決まっているだろう!俺とスコールは別のゲームでとうに共演しているんだ。一緒にレーシングにも出たし、KHのKは結婚のKだ!」
「消されればいいのに」
「名前を出してはいけないあの会社にだね」
そんなところにはしっかりツッこんでみながら、気付けば今まで無言だったウォルがすぐ側に立っていて、スコールは瞠目した。
ふと跪いたと思うと、白い手袋に覆われた左手を取られる。
「『祝福の防御壁』だったな」
「あ、ああ…」
「私の光を、光の防護壁として君と共に居させてはくれないだろうか」
「は?え?」
「その服だけに君を護らせるのは心許なく、正直悔しいのだ。それに、君の盾になれたらと、いつも思っていた」
「あ、あんたは盾を盾として使ってな…じゃ、なく、て…っ」
「それにしても、改めて思ったが君はやはり美しいな。コスモスよりも神々し…もご」
「「それ以上言ったら駄目ぇぇぇ!!」」
「というかさりげなく抜け駆けしてるし!」
「しかもサマになってるのが悔しいっス~っ!」
フリオニールとジタンがウォルの口を塞ぎつつ、ついでに左手への口付けも阻止する。
なんだかものすごい告白を聞かされて、羞恥やら混乱やらで涙目になっているスコールをセシルが慰める前で、今度はウォルを交えて『スコールは俺の嫁バトル』が勃発していた。
「…もう…みんな意味不明…過去形になりたい……」
「だ、大丈夫?」
オニオンにまで気遣われて、恥ずかしさも情けなさもリミットブレイクするわでへろへろのスコール。
そんな様子とバトルとをおろおろと見ていただけのティナだったが、やがて沸々と怒りが沸き上がるのが分かった。
これじゃあ収集つかないし、なによりスコールがかわいそうじゃない!
そう思い至った途端、ティナはバトル中の面々にメルトンを放っていた。
ぶっ飛ばされ、何が起こったかも理解出来ていない様子の彼らに、凛然としたティナが一言。
「スコールは、私がお嫁さんにする!!」
「………え?」
誰かの戸惑いだけが沈黙で響く中、ティナは呆然とするスコールの前に立つと、その両手を取って自身の両手で包み込んだ。
「もう大丈夫だから、私がいるからね!」
「う…うん……?」
―――ティナの傍らにドレスを着たスコールが立っているのを見たアルティミシアが、今度はティナと魔法合戦を繰り広げるのはまた別の話。
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ティナオチとクラウドの『KHのKは~』とウォルの口説きが書きたかったダケー
ウォルは気障たらしい口説き文句も素ですらすら言える というかそもそも本人に口説いてる自覚なし
祝福の防護壁…なんか凄そうなの並べてみたけど、実際どうなんだろうか
一応頭:ヴェール、手:シルクの白手袋、体:ウェディングドレスでセット装備、ということで 武器はブーケかな
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