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まとめ更新しますた
実は全部じゃないんですが…黒歴史ということでひとつ コピックの使い方忘れたよ…モバイル用はまだ作ってないです申し訳ない
そうこうしてるうちにまたpixivにうpっちゃったのでその内まとめにうpります

そんなこんなでウォルスコSSSは追記ー








まだ隠れていたかったのに。

あ、と声が漏れた。
手首を掴まれて腰に回された腕にきつく、ぎゅうと、抱き締められて。
声はまるで潰されたように、肺の空気が出されたせいなのか。そんなことでも考えないと、頭がパンクしそうになる。
ウォーリア・オブ・ライトの、顔が吐息が鼓動が、近い。

「スコール」

無意識に押し返そうとした左手は意味を為しそうにない、それは体躯に見合った彼自身によるものか自分の非力さ故かは分からない。どちらにせよ、力はろくに入っていないのだろう。
耳腔に吹き込まれた名前に震えて瞼を閉じそうになる。早くなる鼓動につられて呼吸が早い、苦しい。
掴まれた右手は頑なに動かず、腰の腕も同様で、動揺まで押さえ付けられた代わりに思考がどこか白い。
左手が触れているのは冷たい鎧ではなく薄布に包まれただけの腕で、そこから彼の体温が伝わってくるのに気付いて、ひどい失態を犯したことを知った。
まだ許していなかったのに、これからも許すつもりなどなかった。知られてはいけなかった、見つかってはいけなかったのに。
見つかりたくなかったのに。
しかし彼の眼差しはどこまでも真っ直ぐで、すぐに見透かされることなんて分かっていたはずだったのだ。

「いつまでも隠し通せると思ったか?」

まるで脅されているように肩が震えて、情けない気持ちになる。結局怯えているだけなんじゃないか、そのせいで目も合わせられない。手も振りほどけない。

―――惹かれたのはいつだった。俺は、いつから貴方を好きでした?

いずれにせよ、知られたくなかったのは確かだった。

「…別、に……分かっては…いた」
「何を」

どうにか出した声まで震えていては、強がる意味もない。聞き返されたところで答えられないのは、彼にも分かっていたらしい。

「君が私を見ていたこと、それに私が気付いていたことか」

ああ、その通りだよ。そう叫びたくなるのをぐっと抑えている内に、顔は無意識に俯いていく。とても彼の顔を見られそうにはない。
だって、だって…繰り返していると、胸が締められるような、頭が痛くなるような気持ちになる。
彼に惹かれていたこと、執着しかけていたこと、それを自覚した時に感じたのは、恐怖だった。その恐怖が何から来るのかは分からないが、自分の中の何かが駄目だと叫んでいて、それでも止められなくて、だから近付かないようにして。触れないようにして。どこかで泣き叫びそうになりながら、隠れて。
鬼さん、どうか、見逃して。それが所詮甘い考えであったことは、今の状況が十分に示している。

「…駄目なんだ、だめなんだ…っ」

首を振る自分はひどく子供じみているのだろう。とはいえ気持ちをうまく言葉にも出来なくて、ただ拒否することしか出来ない。
覚悟はしなきゃいけなかった、しかしいつまでも出来ないままで。自分が彼を好いてはいけないという考えが、ただの思い込みならきっと良かったのだ。
ふと、右手が解放されたと思うと、代わりとばかりに髪に触れられた。そのまま頬まで触れられて、首を振れなくなる。
ぐ、と力を込められては抗えず、上向かされてしまった。
ようやく見合った彼の眉が、痛いものを見るように一瞬寄せられたと思うと、目尻を指で撫でられた。その優しさに、瞠目しそうになる。
そこで、腰の腕に僅かに力が込められたことに気付いて、それが思ったより苦しいのに、その苦しさが嬉しいと感じていることに気付いた。
細まった薄氷の目に見つめられると、安心することを知った。どれも近付かなければ、触れなければ、隠れていては分からなかったこと。

「駄目だとしても」

声が近すぎて、壊れそう。なのに、それでもいいと思ってしまいそう。

「もう、君を見つけている」

―――もういいよ。

溜まった涙が、落ちた。









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…ある意味告…は…く…? というかウォルさんがなんか怖い

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