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ふと思い付いたタイトル通りのSSS 膝枕争奪戦…というほどではないか
257910が横恋慕組なので注意です
そういや言及し忘れてましたがブログデザインちょっと変えました いつものように火狐4.0とIE8.0でしか確認してないですので不具合あったら申し訳ない
ちなみに右上の18は前うpった漫画から抜粋してみたものだったり
257910が横恋慕組なので注意です
そういや言及し忘れてましたがブログデザインちょっと変えました いつものように火狐4.0とIE8.0でしか確認してないですので不具合あったら申し訳ない
ちなみに右上の18は前うpった漫画から抜粋してみたものだったり
「………」
なにがどうしてこうなった。
自問自答を繰り返すスコールの前には、言い争う五人の姿。
「ここは同い年のオレが!」
「いいや、紳士なオレだ」
「いやいや、ジョブマスター☆☆☆のおれだって!」
「そこは年上に譲るべきだろう。だから俺だ」
「お、俺は……俺だってしてもらいたいんだ! 膝枕!」
と、赤い顔のフリオニールが言う通り。この五人、なぜかスコールの膝枕を巡って延々と言い争っているのだ。
これまでの経緯はたとえ説明されてもスコールには到底理解できそうにないが、きっかけは明らかだった。それは、ティーダの「ひざまくらっていいよなー」という、たった一言。そのたった一言に後の四人がなぜか反応し、なぜか盛り上がり、なぜか“スコールの”という所有格が付き、なぜか言い争いが勃発したのだ。
「みんなにしてあげるのはどうかしら?」
「んー、それだとスコールが疲れちゃわない?」
「そうだね。なにより、彼らは自分以外に譲る気はなさそうだ」
一方で和やかに会話するのは、ティナとオニオンとセシルである。我関せずといえばあまり聞こえは良くないが、実際そうなのだから仕方がない。言い争いの内なら止めるまでもないだろう、とは渦中の五人以外に共通した意見でもあった。もちろん限度はあるが。
大丈夫なのか、と口には出さずスコールが問いかけるのは、隣で同じように塊を眺めている勇者。見上げた先で一度目があってから、勇者はほんの少しだけ苦笑混じりに口端を上げて、また塊へと目を向けた。まだ静観中、ということだろうか。
「大体、同い年だとか年上だからなんだっていうんだ。そんなもの理由にならないだろ」
「なんだよ、そういうのばらだって世界お花畑計画しかないくせにっ」
「そーだそーだ。その点オレなら軽いから負担も少ないんだぜ? 最適だろ」
「分かってないな…膝枕はされる方も勿論だが、する方も乗せた頭の感触や重さを腿で味わうものなんだ。俺のつんつんかつさらさらヘアーなら感触もばっちり、くすぐったいだろうがそれがむしろイイはずだ!」
「それならおれだって十分いけるし!」
くだらねぇ、としみじみ思ったのはオニオンだったりする。
「……意味不明」
「うーん…私も、よく分からないわ」
ティナにまで言われてるぞお前ら。とスコールが内心呆れたところで、五人が気付くはずもない。
五人はひとしきり喋ってから、次には黙りこくった。ああこれは、と傍観組が思ったところで、言い争い組はやおら武器を構え始めた。と同時に、スコールの隣で動く気配。
「こうなったら勝った奴が――」
「走れ、光よ!」
問答無用で放たれた光の波が五人を吹き飛ばす。やれやれとスコールやオニオンが溜め息を吐く一方で、セシルとティナは苦笑していた。
「あいてて…おれ腰打っちゃった」
「うう、やっぱり容赦ないぜリーダー…」
「限界(リミッター)を越えたか…」
「手合わせでもないのに、仲間内で無闇に傷付け合うのは感心しないな」
勇者の攻撃で吹っ飛びはしても身体へのダメージはさほど無いため、五人には反論もままならない。
勇者が少々過激な方法で止めに入るのは、決まって言い争いが戦闘(バトル)へと移った時。ここでの傍観組
が勇者の行動をも傍観するのは、勇者が止めても止まらない気性なのを熟知しているのもあるが、その理由に同意しているためである。
どちらにせよ、原因がなんであれスコールのことで言い争われて、勇者が愉快なはずもない。勇者の攻撃には、(彼の立場を思えば当然だが)そうした私怨も混じっていたりする。それは勿論五人も分かっていて、
「膝枕くらいいいじゃんかー! そっちはスコールに色んなこといっぱいしてもらえるのにっ」
「ただ触れる分には私も構いはしないが、限度もある」
内の一人であるティーダが唇を尖らせながら訴えるが、勇者は涼しい顔で返すばかり。
「膝枕もだめですか…」
項垂れつつフリオニールがお伺いをたてるも、「駄目だ」の一言で見事に五人がまるごと撃沈した。その傍らでは、スコールがうっかり頬を染めたりなどしているものだから、余計に凹むのだろう。
さっきのシャイニングウェーブよりもずっとダメージが大きいんだろうなぁ、とオニオンは思うも、同情はしなかった。
―――ちなみに、その“限度”が意外に低いことはスコールすら知らず、セシルがなんとなく把握しているのみだったりする。
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基準はスコールが嫌がらない前提で、ハグ程度のあんまり恋人しいことじゃなければおk くらいかと
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