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ジタンが書きたくなったのでジタスコ!
風っていうと探究の風がまず第一に出てくるとは思うのですが、ジタンにも風ってイメージは当てはまるんじゃないかなぁと思うのです
なかなかあの男前っぷりを表現出来ませんが ちなみにうちのスコはジタンにもデレ度高いです
しかし…こいつら思った以上に可愛いぞ…
王道に喧嘩売ってるのは分かってますがウォルスコフリスコジタスコいいよ美味しいよ!
…ウォルスコの漫画の続きを描きたいのですが、よりによってスランプっぽくて全然描けないんですよね…なので自棄っぽくSSSを殴り書き散らしてるんですが…どうしたもんかな
風っていうと探究の風がまず第一に出てくるとは思うのですが、ジタンにも風ってイメージは当てはまるんじゃないかなぁと思うのです
なかなかあの男前っぷりを表現出来ませんが ちなみにうちのスコはジタンにもデレ度高いです
しかし…こいつら思った以上に可愛いぞ…
王道に喧嘩売ってるのは分かってますがウォルスコフリスコジタスコいいよ美味しいよ!
…ウォルスコの漫画の続きを描きたいのですが、よりによってスランプっぽくて全然描けないんですよね…なので自棄っぽくSSSを殴り書き散らしてるんですが…どうしたもんかな
びゅうびゅうと風が吹き荒ぶ次元城。遮るもののない屋上はより強く、気を抜けば体のバランスすら崩されそうになる程。
「ひゃー…すっげぇ風だな!」
眼下の景色を覗き込んでいたジタンは、顔を上げると風に目を細めながらそう笑った。言われたスコールはといえば、何も返さず頷きさえせず、ジタン の髪がばらばらに弄ばれるのを眺めている。しっぽのような髪が彼のしっぽのように動くのを、蒼い目が追いかけている様子は、さながら猫のよう。ただし、日向ぼっこ中の、という言葉がつきそうな程のんびりとした視線だったが。
暴風に似つかわしくないスコールのそんな風体に、ジタンは密かに笑いだしそうなのを抑えつつ、そして話を聞いているのかと問いただすことはしなかった。反応こそ薄いように見えて、スコールはちゃんと耳を傾けてくれていることを、ジタンは知っている。それが、彼に近しくなった者の特権であることも。
「これはバッツを連れてこなくて正解だったかもな。きっと風が強すぎて落ちる~!とか騒いでたぜ」
「…そうかもな」
バッツは高所恐怖症らしく、戦闘時こそ平気だが(本人曰く戦闘に集中するから高くても気にならないのだとか)、それ以外では高所は出来るだけ避けたいらしい。今でこそ各世界を歩けるようにはなったが、それでも極力下を見ないようにと努力しているようだ。
そのバッツは今、次元城の下で少ない物影に隠れている。万が一風でバランスを崩して落ちたらどうするんだ!とは本人の弁。
とはいえ日々その構造を変える次元城の調査を怠るわけにもいかず、風がより強い屋上にはバッツを置いて二人が来ることとなったのだった。結局めぼしいアイテムが落ちていることもなく、無駄足に過ぎなかったのだが。
しかし、それを嫌に思っていない自分に、ジタンは気付いている。
「お、スコール髪の毛すげーことになってるぞ」
イケメンが台無しだな、なんて笑いながら言うジタンに、スコールは眉根を寄せつつ視線を逸らした。傍からは不機嫌にしか見えないだろうが、照れ隠しだと自分には分かる態度に、ジタンは笑い声を禁じ得ない。
だから、
「…あんたも」
―――が台無しだぞ、というそんな呟きを上手く聞きとれず、思わず聞き返そうとして。
びゅうと一際強い風が吹いて、バランスを一瞬崩された二人が声を上げた。一陣の風は次元城の草葉を捲き上げて、宙を泳がせる。それらを目で追った先には、スクリーンのように浮かび上がる森があった。
次元城の宙に浮かぶそれは、別の世界なのかただの映像なのか分からない。はじめこそ不可思議な森も、やがて見慣れるにつれて景色の一部でしかなくなっていて、だからあれは何なのかと考えることも無くなっていた。
確かめたいと思う事も。
「あの森…さっきの風に乗ってたら、行けたかもな」
まるで草葉があるべき森の中へ帰っていくようだ、だなんて考えたところで。
スコールも同じ方向を向いていたようで、ジタンの言葉の意図も十分理解できたらしい。どうだろうな、と呟いて、ふとジタンを見たと思えば。
「ジタンなら乗れそうだな」
そんなことをおかしげに目を細めながら言うものだから、ジタンは先程のスコールのように眉根を寄せた。
「…それ、暗にオレが小さいって言いたいのか?」
「まさか」
言葉ばかりは否定しているが、目は相変わらず面白いものを見るかのように細まったままだ。それは、先程のイケメン発言に比べてあんまりではないだろうか。小さいことを気にしているのを知っていて敢えて言う意地悪さは、言の少ないスコールにしては珍しいが、言われているこちらとしては面白くない。
…はずが、どう反応したものか迷う自分の姿が笑いを誘ったのか、くすりと僅かに微笑む姿まで見せられては、文句もすっかり引っ込んでしまって。現金だなぁ、と自分に呆れながら、それも仕方ないかという諦めがジタンにはあった。
「まぁオレが乗れるならスコールも乗れるな。ほっせぇし」
「…そこまで細くないだろう」
お返しとばかりに返されたジタンの言葉に、スコールは笑みを消して再び眉根を寄せる。一つや二つ先に生まれただけの仲間達より、自分が大分小さいことをジタンが気にしているように、スコールも背こそあるものの戦士としては線の細い体を気にしているのだ。
「細いって」
「それならあんたも細いだろう。小さいし」
「…」
「…」
売り言葉に買い言葉とは、このことだろうか。
互いに口を噤んで、まるでにらめっこをしているかのように睨み合う、と思えば。
ぷっ
流れるかと思われた険悪な空気はまったく無く、代わりに流れたのは噴きだす音。
ジタンは大きく、スコールは少しだけ。それでも、睨みあったお互いをおかしく思ったのは、二人とも同じで。
しばらく、主にジタンの方が笑い声を上げて、やがて収まったころにジタンが提案を切り出した。
「だったらさ、いつかまたこんな強い風が吹いた時に一緒に乗ればいいんじゃね?」
「一緒に?」
「そ。ちっせぇオレとほっそいお前でさ。んで、二人であの森探検して、皆に自慢してやろーぜ!特にバッツ!」
めちゃくちゃ悔しがるって、絶対!
そう笑いながら言われて、ジタンの言うようなバッツを想像して、それが思った以上にすぐ目に浮かんできたことにスコールは再び笑みを浮かべる。本当に小さなそれでも、ジタンを嬉しく思わせるには十分で。
もっとその表情を見るにはどうすればいいだろう、そう考えるのも、ジタンにとってはそう珍しいことではなくなっていた。
「…悪くないな」
「だろ?」
「ああ」
風に吹かれて、ふたり飛べたなら。まるでおとぎ話に憧れる子供のような願望を受け入れてくれた、それだけでこんなにも嬉しいだなんて。
バッツのようにはうまくいかないかもしれない、そしてたとえ落ちてしまったとしても、自分はきっと笑っていられるのだろう。
とはいえ、そうみすみす失敗を許しては男前代表の名がすたる。
そうジタンは意気込むと、スコールの手を取って引っ張った。
「それじゃ早速練習しようか!オレがエスコートしてやるからさ」
「え?」
「はい、成功のおまじない」
そんな大義名分で、体勢を崩したスコールの額に、軽く口付ける。
「なっ…!?」
「さ、行くぞ!」
「おい、ジタっ…!」
いつのまにか収まっていた風が、飛び出した小さい影と細い影を支えるように、ほんの一瞬だけ強く吹いた。
…そして、たまたま下にいた“探究の風”の上に落ちてしまったのは、また別の話。
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ジタスコかわいい
スコールもジタンに対しては年下だからってことで油断してからかっちゃったりするんじゃないかと レオンさんなんか世話好きだし
で、油断してるうちにしてやられるという かわいい
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