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DFF中心の女性向け・腐注意ブログ
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以前書いたように自分のマイパーティは
バッツ(フリオ)・フリオ(バッツ)・ラグナ(スコール)・スコール(ウォル)・ウォル(スコール) ※カッコ内はアシスト
なのですが、スコールの時はウォルさんだけと言わず4人でアシストしそうですって呟いたのを思い出したのでそのネタで
スコ受けというよりは愛されスコール、そしてちょいウォルスコ寄りです









ち、と思わず舌打ちが漏れた。
対するは、ケフカのイミテーション。大きなダメージこそ受けていないとはいえ、避けるのが精一杯で未だ攻勢に転じられない。このイミテーションは稀に存在する、ひどく正確な挙動をする種類のようで、奇怪な軌道を描く魔法に翻弄されていた。

(一度でいい、地面に叩きつけてさえしまえば…)

ちら、と視線を遣った先には、別のイミテーションを砕いたばかりの勇者がいる。下手に手出しをしても攻撃魔法に巻き込まれるだけだと分かっているため、大きな隙が生まれるのを窺っているのだ。視線をイミテーションに戻し、ガンブレードの柄を握り締める。共に行動していたバッツとフリオニール、そしてラグナもそれぞれの敵と戦っていて、彼らの方の決着はついたのか否か気になるものの、今は目の前の敵に集中せねばなるまい。
際限なく飛ばされる魔法を避けながら、徐々に勇者の間合いへと誘い込むように動く。イミテーションは隙を窺い潜む勇者に気付いていないのか、放たれた攻撃魔法はすべてこちらへ向かってきている。

「…突っ込むか」

今宙を飛び交っている魔法は、牽制と翻弄が目的と分かる、威力の弱いものばかり。このまま微細なダメージを蓄積して、強大な魔法を受けてしまえばただでは済まないだろう。もう一度、陰にいる勇者へ視線を遣れば、意図を察した頷きが返ってきた。
雨のような魔法を盾に、イミテーションが飛びこんでくる。そこに向かって跳び上がり、魔法が体を掠めるのも気にしないまま、ガンブレードをイミテーションの首筋に突き立てた。数回トリガーを引き、地面へと蹴り落とす。

「ウォル!」
「待ってました!!」
「…え?」

この間合いは勇者のもののはずで、飛び込んでくるのも勇者のはずだ。なのに、視界に入ったその姿はどこからどう見てもバッツだった。地面に着地すると同時に、バッツが発現させた剣でイミテーションを壁に激突させた。

「っ! は、弾け…」
「そこだっ!」
「フリオニール!?」

はっとして、更に攻撃を加えるべく壁に張り付いたイミテーションへと向かうも、その前に電撃を纏うナイフを投げたのはフリオニール。引き寄せたイミテーションへ更に槍を振り上げ、思い切り殴り飛ばした。全身に細かいひびが入ったイミテーションが、再び壁へ埋められる。

「今だ!」
「よしきた!」
「ラグナ……」

フリオニールの合図に応えたラグナが、イミテーションにマシンガンを乱射する。弾が撃ち込まれる度、辺りにはイミテーションの破片が飛び散り、壁へ更に埋められるイミテーションは、先程まで苦戦していたのが嘘かと思うほど、無残な姿になっていた。

「走れ、光よ!」

そしてマシンガンの掃射が終わるころ、スコールの前に立ったのは、光を纏わせた剣を振る勇者だった。
勇者の攻撃でイミテーションは完全に破壊され、僅かな欠片だけを残して消えていく。五人の攻撃を立て続けに受けたのだ、散々苦戦を強いられたイミテーションとはいえ、さすがに耐えられなかったのだろう。
勝利したことは喜ばしく、そしてイミテーションが情を与えるに値しない人形とはいえ、あの袋叩きは少し、恐ろしいものがあったというか。いや、イミテーションだから逆に良いのだろうか。
そんな、なんとも複雑な心地でいると、バッツとラグナが飛びかかってきた。

「すこおおる! 大丈夫かー!?」
「魔法に突っ込んだ時はひやっとしたよ…あんまり怪我してないみたいだから、よかったけどな」
「他のやつは弱かったけど、あいつだけすげー強かったのな! おじちゃん心配しちゃったぜ!」
「二人とも、スコールが苦しんでいる」

二人にぎゅうぎゅうに抱き締められてもがいていると、小さく溜め息を吐いた勇者によって解放された。あはは、と笑う二人……特にラグナは(おそらく)年下にたしなめられたということを、分かっているのだろうか。

「よーし、この調子でどんどん進むぞー!」
「風の吹くまま、いくぜいくぜ!」
「ちょ、ま、待てって! 道はそっちで合ってるのか!?」

騒がしく腕を振り上げ、あらぬ方へと走り出したラグナとバッツの後を、フリオニールが慌てて追いかける。このパーティ、勇者を除けば歳が上がるほど子供臭くなっていないだろうか。
頭痛がした気がして、スコールが思わず額を抑えて溜め息を吐き出していると、不意に髪に何かが触れてきた。額に当てた手から面を上げて確認すれば、それは勇者の手で。なんだよ、と訝しげに見上げた先で、勇者はそっと目をすがめた。

「私も彼らも、君が心配なんだ。―――無事で良かった」
「……そんなの、知るか」

あんまり優しく髪を撫でるものだから、視線があんまり柔らかいものだから。その気恥かしさと頬が熱くなる感覚に、つい憎まれ口を叩いてしまってから、勇者の手を振り切るように三人を追いかけた。









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ちなみにうちのフリオは18歳設定


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