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DFF中心の女性向け・腐注意ブログ
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最近スランプに任せてブラウザクエストなんてブラウザRPGゲーをやってたりします やふーもばgのですね
研究室でそこのズーキーパーが流行ってて、便乗してみたらこっちの方にきてしまったという
そんなわけでアバターネタで追記に小ネタでも

・現パロなので呼び名はライト
・ナチュラルに同棲
・589は友人同士

いかんせん地の文が書けないので、ちょっと会話多めで
フリリクお待たせしてるのに申し訳ない…もう少しお待ち頂ければ幸いですorz

というか、58が少数って言われたら18はどうすればいいですか…! と見かけた日記の呟きに叫んでみる








「なぁ、お前のアバターどんなの?」
「んー? えーと、こんなの」

ほれ、と前に出された画面を見て、ジタンが目を見開く。
バッツのアバターは茶髪の男アバターがチョコボの着ぐるみを纏い、子チョコボを抱え、背景には親チョコボが佇み、そしてチョコボ柄のフレームが付いたものだった。

「うわ、チョコボセット一式揃えてやがる…!」
「かーわいいだろ! 結構大変だったんだぞ」
「なんというか流石だわ、うん」

呆れ混じりの称賛でもバッツには十分らしい。
嬉しそうににこにこと笑いながらチョコボと化した自分のアバターを見つめていた。

「…っと、スコールは?」
「意外とダサかったりしてなー」
「…そもそも設定してない」
「デフォルト…だと…え、でもオレとバッツで招待したじゃん」
「興味ないからな」

二人にせがまれて登録はしたものの、携帯でゲームだの交流だのをする気はスコールには毛頭なかったのだ。
結果、アバターもロクに設定せず放置されていたのだった。

「えー勿体ない! 結構面白いからやってみろよ、コイン貯まってるだろ?」
「さぁな」
「つまんねーのー。じゃあこうしよう、明日までにアバター着せかえてオレらに見せること! PCからも設定出来るしさ」
「は?」
「お、いいなそれ! イイ感じだったらなんか奢るからさ、なんか作ってこいよー」
「そんなこと言われても…」

ちら、とバッツとジタンのアバターを見る。
一体何をどうしたらここまで装飾出来るのか……。

「…こういうのはよく分からない」
「んー、オレみたいに自分そっくりのイケメンにするとか、バッツみたいに理想に近付けてみるとか」
「理想じゃないぞ、チョコボに埋もれるのはおれの夢なんだからな」

それはある意味理想ではないのか、とはともかく。
イケメンと自分で言うか、と脳内でツッこみつつ、ふたりが一度言いだしたら聞かない性質であることを思い出す。
諦めの溜め息がスコールの口から漏れた。

「…仕方ないな」
「そうこなくちゃ! じゃ、また明日なー」
「おー。スコール、楽しみにしてるからな!」

手を振って帰っていくふたりを見送りつつ、携帯のメール受信ボックスから目的のものを探す。
やっと見付けたURLから自分のアバターページを見れば、デフォルメされた下着姿の男性が笑顔で佇んでいた。

(どうせあいつの奢りなんてアテにならないし、適当に作るか)



―――とは思ったものの。

「…多すぎだろ」

PCの前で唖然とすること数秒。
顔つきひとつとっても何十種類とあるとは想定外だった。

(これはかなり面倒だな…)

適当を心がけようにも、迷い始めてしまうとキリがないもので。
そして不幸なことに、スコールは結構凝り性だった。

(自分そっくりか理想、か。 …でも、自分の顔なんてよく分からない)

もし同棲中の相手(スコールは同居と言い張るが)の耳に入れば溜め息を吐かれること間違いなしのセリフである。
脳内なので聞かれることはないが。

「理想……か…」

チョコボは別として、自分の理想とする姿。人物。敬愛するひと。
そう考えていると、ほわん、と不意にイメージが浮かんできた。

「…探してみるか」

浮かんだイメージが果たして誰を元にしたものか気付かぬまま、スコールは画面に目を滑らせるのだった。



それから数十分後。

「―――スコール?」

掛かった声にはっとして振り向けば、書店から帰ってきたライトが不思議そうな顔で立っていた。

「ライト」
「一心不乱に、なにをしているんだ?」
「バッツとジタンがアバター作ってこいって言うから…作ってた」
「アバター? ああ、なるほど」

確かに、彼らにかかってはスコールでは太刀打ちできまい。
つい苦笑しつつ、ライトはPCの画面を覗き込んだ。

「それが作ったものなのか……え?」
「? どうし……あ、」

声を上げた隣のライトを間近で見上げて、はた、と気付く。そして画面を見て、一緒にフリーズ。
ふたりが見つめる先は、銀の長髪で、少し目つきが悪くて、デフォルメだけれどどこか凛々しい感じのキャラクター。着ているものも、どこかの誰かがよく着ているものに似ていて。
なんでどうして、誰だと決めたわけでもないのに、作ったアバターはライトにそっくりなのだろう。

「これは、」
「いや、その、よく分からないから自分そっくりか理想で作れって言われて、なんとなく作ったらこうっ……あ」
「……」
「……なんだよ」
「君は…時々心臓に悪いな」

ふう、と溜め息混じりに言われてむっとする。どういう意味だと返せば、更に溜め息で返され、思わず睨み上げた。
そんなだから、ライトの目許に走った朱に気付かず、そしてマウスに伸ばされた手にも気付かなかった。

「! ライト、何…」

“試着を外す”のボタンを押されて、アバターは元の下着男に元通り。
呆気にとられながら下着男を見つめるスコールの顔が大きな両手で包まれ、ライトの方へと向かされた。

「本物だけで良いだろう?」

再びぽかんとすれば、額に口付けられて肩が跳ねる。
その反応でくすりと微笑われて、恥ずかしさと悔しさに頬が熱くなった。

「……せっかく作ったのに。あんた、代わりに考えろよ」
「すまない、こういうものは私にもよく分からなくてな。だから、一緒に考えようか」
「あいつらに色々言われても全部あんたのせいにするからな」
「了解した」

―――結局、バッツとジタンを満足させたかどうかは…新作のアクセサリを手にしたスコールのほくほく顔がすべて物語っているだろう。









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カオスなものが出来あがってバッツとジタンを爆笑させたと思われる
そしてアクセサリを奢らせたスコールさんでした

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